こちらのコーナーでは、想造楽工プロダクトを協働してくださっているパートナーさんにインタビューをし、製作秘話をお聞きしていきます。
第一弾は、看板娘!想造楽工PINSの委託製作をしていただいている、アクセサリー作家のhundredさん(instagram:@hundred0716)です。
班長よりことのゆるりとした対談形式でお届けします。
よりこ:本日はよろしくおねがいします〜!
hundredさん(以下、hundred):よろしくお願いします!
よりこ:改めてのご紹介ですが、hundredさんの肩書はハンドメイドのプラスチック作家さんですよね。爬虫類さんたちのアクセサリー作品などもとっても繊細で素敵です!いつからこういった活動をされて来たんでしょうか?
hundred:二人目の子どもが幼稚園に入ってからなので大体8年くらいですね。少し子育てが落ち着いたのをきっかけに始めました。
よりこ:すごいな~、ママと作家さん兼業できるの、とってもパワフル。
もともと作ることがお好きだったんですか?
hundred:そうですね。高校の頃には美大を志すくらい絵を描くことは好きだったんですが、先生に美大受験には多大な労力と時間がかかると脅され諦め……
大学で学芸員資格をとって、美術系の内定もあったんですが、履修ミスで卒業が一年遅れてしまい笑、結果美術系ではない仕事に就いたので、そこから作家になるまで20年くらいはアートとかものづくりは見る専門でした。
作家として始め、マルシェや催事などイベント中心に作品を販売していきましたね。
よりこ:へぇ~!よくイベントとかオーガナイズされてるのでもともとそっち系(イベント企画)のお仕事をされていたのかと思ってました…!接客もお上手ですし。
hundred:接客することは元々苦手じゃないし、何なら「これどう?いいでしょ!?」って人のものも売りたくなっちゃうくらいです。良いなと本当に思っているものは!
作業場はリビング
よりこ:気になってたんですが、hundredさんは作業場所はどうされてるんですか?
hundred:作業部屋、特段ないです!家のリビングのテーブルの横にいろんなものが入った箱がおいてあって、そこでやってます。
よりこ:えぇ~なんと、リビングで!?
hundred:息子が勉強して、娘がYoutube 見てる横で私は作ってるみたいなことも日常です。娘は色塗りとか手伝ってくれますし、イベントにもよくついてきて店番もしてくれます。
よりこ:一家協業…すてき!じゃああまりママ業と作家業が切り離されてないんですね…。ママさんの仕事ってエンドレスで本当に大変だと思うのですが、hundredさんの持ち前の器用さと要領の良さで全部効率よくできてるんです!
hundred:そこもあるとは思うけど、あとは手抜きじゃないかな?家事は手抜けるとこあるし…あと切り替えが早くて、あと5分で終わり!って決めればバサッと終わらせちゃえる。
よりこ:なるほど…いや〜なんていうかちゃんといろんなことをマネージメントされてる方だ!いやはや、すごい!
想造楽工との出会い
よりこ:話は変わり、想造楽工を知ったきっかけってえーと、何なのでしたっけ?
hundred:ネットで発見しました!八王子でイベントを主催したくて、近辺の作家さん発掘に向けググったりインスタ検索しているうちに、だったはず。
よりこ:じゃあ特に、例えば福祉枠としての入口でもなかったのですね!
hundred:そっちじゃないんです。当初福祉に関係しているとも思ってなくて、作品、イラストに一目惚れ。すんごいすてきだから、もしよかったらイベントご一緒したい!と思ったら近所でちょうど展示(八王子にあるギャラリー、modesteでの展示会)あるじゃん!と見に行って、そしたらあれ、作家さんじゃないのか!とびっくりしました。
ようやくそこで想造楽工さんの事業のしくみを理解して、ええ〜余計に素敵だなあと。
でもってアクセサリーをまだお作りじゃないと知り、絶対私がこの子達でなにか作りたい!とビビビと思ったんです!
よりこ:それでここ(想造楽工の事務所)に足を運んでいただいて…
hundred:そう!いくつかサンプルみたいなの作って、こんなの作りませんか、みたいな飛び込み営業をしに来ましたよね。
でもそんなことしたの、本当に初めてだったんですよ。想造楽工さんのプロダクトを見たときにふと、この先私じゃないだれかと(想造楽工が)コラボしてアクセサリー作り始めたらすごいヤダ!超悔しい!と思って。
よりこ:すごいヤダ!って笑。いや〜、何がそこまで引っかかってくれたんだろう…?
hundred:やっぱりイラスト力、原画の魅力だと思います。強烈に覚えてるのはみつきくんの絵。妖怪とかもうめっちゃ可愛いと思って。
よりこ:みつきくん!想造楽工の真のエースです。ずーっと皆勤賞で描き続けてくれていて。最近の進化も、初期の絵もそれぞれに良さがあるんですよね〜。
想造楽工PINSの魅力
よりこ:改めて、このピンバッジ達が想造楽工の魅力を広めてくれたなと思ってるんです。これまでにお嫁に行った(販売した)数を数えたら、なんと、500個超ですよ!
hundred:制作自体は多分、800個を超えてますよね。何を作ろうという話になった時ブローチとかも候補にあったんですけど、最終的にピンバッジになりましたよね。
よりこ:そう、いろいろな方にお手に取ってもらいやすいものが良いなあと。それが思わぬ飛躍を見せ…!
こちらからするとピンバッジの一番嬉しい点って、イラストレーターさんたちの幅を出せて、新たな光を当てられるんですよね。この冬に出た第3弾は全員新たなイラストレーターさんたちで、まさかこの方の絵が!と施設さんも喜んで下さって。
受注制作のお仕事だとどうしても特定の方に依頼が固まりがちなのですが、このピンバッジってさまざまな方の個性を出せて、なんというか絶妙なんです。
hundred:それはこっちも嬉しい!これまで色々なものづくりをしてきましたけど、本当にこの子達を作るのは楽しいんです。自分の作品を作るのは労力がとてもかかるけど、この子達はデザインの指定をもらっているし、ひたすらに「かわいいかわいい」と言いながら作り続けられるので。
そうそう、最近かなりの頻度で、出店しているマルシェのお客様にもこのピンバッジをつけてくださってる方がいらっしゃるんですよ!「あっ、それ!」ってなります。つけてくださってると私まで嬉しくなっちゃいますね。
よりこ:ええ〜、それは嬉しいなあ。
hundredさんは職人さん気質なところもあって、こつこつ計画建てて制作される方だなあと感じています。あと、このピンバッジって、作る人も買ってくださる方も含めて、関わる人に悪い人はいなそう…な印象が生まれませんか笑
hundred:確かに(笑)。悪い人いなそう。いないよきっと!
よりこ:色んな意味で、想造楽工の看板娘たちです。改めてhundredさんからお客さんに向けて、この子達の魅力はどこだと思いますか?
hundred:うーんやっぱりイラストの魅力だと思います。私自身も一目惚れしてこうしてたどり着いたので。絵の力に事業の仕組みが乗っかって、あとデザインの力ももちろん。
よりこ:まさにその感じが伝わって、「なんかかわいい」とお手にとっていただけているのかも。いままで28種類の子たちが巣立っていきましたけど、次は6月ですね!毎回こちらも本当に楽しみです。
hundred:本当に、これからも長く続けていけたらいいなと思います。
よりこ:そう言ってもらえたらもう本望です…これからもよろしくお願いします!
◆今回ご紹介した商品
※ハンドメイド作品のため、在庫がない場合もございます。ご了承ください。
◆hundred(アクセサリー作家)
ありそうでなかった、ちょっぴり刺激的なプラスチックアクセサリーを製作。
イベント出店、百貨店催事などを中心に活動しています。
立川伊勢丹、銀座東急プラザなど出店多数。
Webサイト(minneオンラインストア)https://minne.com/@r-hundred