今回は、バレンタイン企画のクッキー缶や、FLATSTANDさん(東京・府中のカフェ)でのPOPUPの際にアイシングクッキーを作ってくださったパティシエのLanternさん（instagram：@lalalalantern）へのインタビュー！

想造楽工班長よりことの対談形式でお送りします。

 

よりこ：Lanternさん、改めてよろしくお願いします！

Lanternさん(以下敬称略)：こちらこそよろしくお願いします。

よりこ：改めましてパティシェLanternさんは、店舗を持たずにマルシェやPOPUPなどでのご出店の他に、府中のFLATSTANDさんでの販売をされていらっしゃるんですね。お菓子屋さんとしてのご活動はいつからですか？

 

Lantern：Lanternとしては自分のアトリエを構えてからなので３年くらいなんですけど、その前は『darumare』と言う屋号で10年くらい活動していました。

よりこ：そうだったんですね！そのご活動の経緯としてはどういうものだったんですか？

Lantern：お菓子屋さんにパティシェとして勤めていました。結婚をした後、学生時代に留学していたフランスで研修という形働いた事があったのでもう一度お仕事として働いてみたいとフランスに行きました。
友人のお店や以前お世話になったシェフのお店訪ねてみたかったpâtisserieを巡ったりたくさんの学びを得て3ヶ月で帰国しました！

帰国してからは出産を機に仕事はしばしストップしていたのですが、お友達に作っていたバースデーケーキがママ友内の口コミで評判になって、数が多くなってきた事やデパート出店のお話しなんかもあったりして、許可証のあるキッチンをお借りして販売を始めました。

 

よりこ：なるほど〜口コミで広まったなんて　すごいなあ。そこからいろんな所に出店されるようになったんですね。でも料理に関わることって確か、販売許可証があるキッチンじゃないと活動できないですよね・・！大変。

Lantern：そうそう、でも丁度そのころシェアキッチンも増えてきてそこのキッチンで自分の屋号で許可証も取れるようになったので、さらにマルシェやデパート出店がしやすくなりました。
ただ材料や調理器具の持ち運びが大変なので、やっぱり自分のキッチンがあるのが一番ですね。 

 

想造楽工との出会い

よりこ：ではここいらで想造楽工コラボ秘話を。昨年の初コラボの時、Lanternさんからお声がけいただいた形でしたよね。

 Lantern：そうです！もともと交流のあったhundredさんから想造楽工の話をお聞きして、素敵！と思ったのがきっかけです。FLAT STANDさんでのPOP UPであった事や、hundredさんからも想造楽工さんのイラストを拝見したりしていて、
アイシングクッキーにしたらとっても可愛いくなるんじゃない？！きっと素敵なコラボになるんじゃないかと思って私からお声かけさせていただきました！

よりこ：なんと光栄な…！最初のお打ち合わせでピンバッジをばっちりつけてらっしゃってびっくりしたこと覚えてます笑
ちなみにコラボしてみていかがでした…？

Lantern：第１弾の時はアイシングクッキーを作らせてもらったんですが、デザインする上で想造楽工のみなさんの絵の世界観というか、原画の味を出すのにすごく苦労して徹夜した思い出があります（笑）

よりこ：ああ〜徹夜させてしまった！でもわかります。着彩や線幅だったり、デザインのアレンジって意外や意外にとっても難しいですよね…。

Lantern：そうなんです〜苦しみました（笑）想造楽工さんのデザインは一筋縄ではいかない！でもイラストとたくさん向き合って制作したので、作り終えてFLATSTANDで実際に原画作者さんのご本人とお会いできた時はとてもうれしかったですね。

 

クッキー缶のこだわり

 

よりこ：いや〜、ものづくりって難しいですよねえ・・・。

 Lantern：本当、難しいです・・・。

（二人、しばし考え込む）

 よりこ：そんな中Lanternさんがお菓子作りを続けられるモチベーションって、ずばりどのあたりにあるんでしょう？

 Lantern：うーん、やっぱり「おいしい」って言ってもらえるのが一番ですね。「おいしい」って言ってもらえたらなんでもあげたくなっちゃうくらい嬉しいです。

 よりこ：シンプルでベリグー！！今回撮影に使ったクッキーを私もいただいたんですが、一つ一つ本当においしくて…！とてもこだわりがあるんだろうなぁと思いました！

 Lantern：語りだしたら止まらないくらいあります(笑)

今回のクッキー缶は着色料を使わず、自然由来のもので仕上げているのですが、特に型抜きのイラストクッキーは線を出すためにどこまで生地を固くするのかが最大の悩みポイントでした。固くしすぎてしまうと本来出したい食感や味にならないけど、絵の線が出ずに想造楽工だと伝わらなければ意味がないですし。

でも、よりこさんが味優先で！と言ってくださって、いろいろと試作した結果、味も見た目も満足のいくものができました。

 

よりこ：あんなにおいしく作ってくださって本当に感謝しています…！
下に入っているクッキーも美味し過ぎてびっくり。あれらはLanternさんの定番クッキー達なのですよね？

Lantern：そうですね！例えばいちごボールクッキーは毎年春先に仕込む、自家製のセミドライいちごを生地に練りこんでいて。いちご本来の味がするLanternの定番クッキーなんです。

彩りを考えて入れた抹茶のディアマンは宇治抹茶パウダーを使ってきれいな色と抹茶特有の苦みを出して、周りの生地にきび砂糖を使うことで優しい甘さの仕上がりにしました。

あと、缶の真ん中に入っているハート形のクッキーはアイシングを施しているのですが、独特の線の歪みにめちゃくちゃ苦労しました…でも既製のハートの型じゃやっぱり何かが違ってたし、結果とても良い出来になったと思います。

 

 

よりこ：うおお、本当にたくさんこだわって作られてるんですね…！
でも食べてくださったお客様方から次々、「美味しい！」の声が届いてます。

 Lantern：それは本当に嬉しい！

 

理想のコラボ

よりこ：Lanternさんの定番クッキーたちと、想造楽工のクッキーが2段で入った今回のクッキー缶は本当に「理想のコラボレーション」になったなと思います。

Lantern：大体コラボってどちらかが強めに出てしまいがちだけど、今回のクッキーは本当に私の出したいものと想造楽工さんのかわいいキャラがかみ合った結果だなと思います。

よりこ：どちらもいいところを50：50に出せるコラボレーションになるとと幸せですよね。想造楽工もそこを願っていて、イラストとデザイン50：50になれるといいなと思ってます。

Lantern：もし、クッキー缶が想造楽工のキャラの型抜きクッキーだけだったらどこかで折れてしまっていたかも（笑）

よりこ：そうですよ！やはり、Lanternさんは作家さんなので！是非来年もバージョンアップさせてさらに豪華にしてやりたいですね…！

Lantern：ぜひぜひ！こちらもやりたいアイデア盛りだくさんです！例えば〜

（その後永遠と話が続く）

 

 

◆今回ご紹介した商品はバレンタイン企画の期間限定商品です。
来年さらにバージョンアップして販売したいと思いますので、お楽しみにお待ちください！

 

◆Lantern（パティシエ）
ーおいしいをいっしょにー
まるでランタンのように
優しく包み込んでくれるあかり
それは人の想いや気持ちを表しています
想いを感じながら食べるお菓子は
特別な記憶として残っていることはありませんか？
想いを届ける
お菓子になりますように

WEBサイト（BASEネットショップ）：https://labotan.base.shop

 

◆FLAT STNAD（カフェ・シェアスペース）
だれもがふらっと立ち寄れり、みんなのまちのふらっとな場所。
はじめてきたのに、どこか懐かしい。
そんな気のぬくもりに包まれた場所で、
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

アクセス：京王線多磨霊園駅より徒歩1分
WEBサイト：https://flat-stand.com/